恋が、あの夏にある【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】
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恋が、あの夏にある【ペーパー付】【電子限定ペーパー付】

牧コチコ

タイムワープと生まれ変わり

ネタバレ
2021年1月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 一生がすごい。生まれた時から前世の自分の記憶があって、現世の幼馴染がタイムワープして前世の自分と恋したことを理解するまで長期戦。思春期、涼太は女の子と恋したり自分は何のために記憶を持って生まれたのかとか苦しんで、生まれ変わりとわかってもらえたら前世の自分ばかり基準にされてまた苦しい。それでも涼太が一生のことをきちんと愛して包んでくれて良かった。一生も、身体も心も強く生まれて良かった。心は千鶴の時から強かったんだろうな。だから全部記憶を持って、頑丈に生まれ変わってきたんだ。涼太を好きという選択肢しか持たない、千鶴の強い強い想い。一生よく耐えたと思う。本当に泣ける。何度読んでも良い。BLという観点で見ればイチャラブとかエロはないに等しいくらいで、千鶴と一生が女の子だったとしても一応成立する物語ではある。
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