両性花~交わる運命の番(つがい)~
」のレビュー

両性花~交わる運命の番(つがい)~

キラト瑠香

画力が重めな話に負けてなくて惹き込まれる

ネタバレ
2021年1月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。元々作者の作品の男性は妖艶で美しくて中性的なので、こちらの作品も違和感なく読んでます。題材が差別的だと批判もありますが、私はこの中だけの世界観でオリジナルとして読んでますので特段嫌な気持ちはありません。たいてい、ライバルが出てくると嫌な気持ちになるけど、このお話だと、菊乃は嫌いになれませんでした。なんなら、菊乃にも幸せになってほしい。ヒーローも菊乃も切ない。閉じ込められた世界の中で、お互いしか見えなくなって執着してしまうのは、当たり前だし、むしろお互いが支え合ってきたのかなって思うとヒーローがヒロインと結ばれたら、菊乃の幸せはどこにあるのって感じ。でも、もちろんヒロインはヒーローと結ばれてほしいし、ヒーローも実は、ちゃんと好きになったのはヒロインて感じ。ヒーローにとって、菊乃は、好きというよりも、心のよりどころって感じだったんだろうな。それを少し気づき出して悩んで葛藤してるヒーロー。ヒロインと結ばれる前に菊乃のツガイとして子供作ることになる感じの展開。でも、まさか作らないよね!作ったら菊乃は幸せだけどさ。気になる展開だなーほんと。作者の前作のラストが非恋で終わったから、こちら読みながら心配しております。みんな幸せなラストになってほしいーーーーーーっ!!!!
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