このレビューはネタバレを含みます▼
ロミオとジュリエット風です。政敵同士の息子と娘が馬車の事故で初めて会った時に恋におち、親や親戚に反対されても結婚したいと心に決めた時、ヒーローの親･親戚がヒロインの目の前で逆上した市民達に惨殺されてしまう。ヒーローも殺されてしまったとヒロインは嘆き哀しみ修道院に行った。
５年後、隣国で生き延びていたヒーローが修道院の前を通った時にヒロインと出逢う。ヒーローが生きていたと喜ぶヒロインだけど、ヒーローは復讐を心に誓って必死に手柄を立て隣国の大公としてやって来た。王妃となったヒロインの姉はヒーローの思惑を聞きださせようと弱味を盾にヒロインを世話係りとして送りこむ。ヒーローはヒロインを娼婦の様に扱うけど、ヒロインは贖罪の為、受け入れる。ヒロインは心の奥底でヒーローに抱かれる事を喜んでいる…
汚されてもずっと想い続けてきた人に抱かれる。一族の者達に蔑まされてもヒーローの役に立ちたいと心を砕くヒロインは健気です。少しのすれ違いで誤解して裏切られたとヒロインを捨てようとするヒーローだけど身も心も愛してると実感して。ハッピーエンドで泣けてきます。
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