記憶喪失男拾いました ~フェロモン探偵受難の日々~
丸木文華/相葉キョウコ
このレビューはネタバレを含みます▼
生粋のネコ体質にコンプレックスがあるが故に自称タチ専を豪語するフェロモン振りまき探偵映と、映の絵画の大ファンである極道の長男雪也(龍一)とのラブコメ探偵エロ小説。記憶喪失の身元不明者として映に拾われた雪也が、お手伝いとして映の探偵事務所で働きながら映のフェロモンに当てられ虜にされるお話し。普段の丸木作品の不気味な関係性は今の所無く、予定調和だけどそれがとても心地良い展開にワクワクしました。雪也の正体や、雪也の弟、映の兄等気になる脇役も今後いい感じに関わってきそうで楽しみです。事件の方は何となく後味が悪い物が多いです。結局世の中金次第みたいな流れなのでモヤッとするけど、これが現実なのかなぁ?悲しい。何にせよ、シリーズになるのも納得の面白さ!現段階ではセ○レ?パトロン?のような曖昧な関係性の快楽な貪欲な2人がどのようにしてくっつくのか楽しみです。続編もぜひ読みたいと思います!
いいね