はやる手を握って【電子限定おまけ付き】
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はやる手を握って【電子限定おまけ付き】

玉川しぇんな

続きが欲しくなる。

ネタバレ
2021年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結構重めのお話です。主人公は思春期の不安定な時期の暴力(色んな意味の)で心に傷があるのを、本人は乗り越えられたと思っている。(解決してなくても普通に生活していくためには忘れる事も気付かない事も必要な場合があると思う)
昔好きだった人との再会と、暴力を振るった人との再会と、なぜ自分が傷つけられたのかが判明した事で、好きな人と結ばれて、弓がひける様になって物語が終わる。絵も好きだし、キャラの心理描写もいいと思うし、弓引きの心情が分かる者としては引き込まれる要素も多かったです。
物理的な暴力、性的暴力、精神的暴力をあまり知らない人には理解が難しい話だったのでしょうか。人格が一緒でも年齢の違う人格が意識を乗っ取ることも、心が大きく傷ついていたら、生きるための自動防衛としては一般的な知識だと思ってましたが、そうでもないんですね。(多重人格とかもあまり理解がないわけではないと思うのだけど)
個人的な欲は恭司君と大翔君のラブラブエッチが見たかったです!リーマン(営業部でイケメン)と自営業で高校でコーチ(時間に余裕がありそうでイケメン)のラブラブエッチが見たかったです!(や、無くてもストーリーとしては読みごたえがあって十分なんですけど、邪な私は脳内で補完します)
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