イジワル同期の恋の手ほどき
」のレビュー

イジワル同期の恋の手ほどき

丘松さわほ

ここまで鈍くて図太いヒロインも珍しい

ネタバレ
2021年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロイン、あまりにも、恋愛偏差値低すぎて、男女の機微にも疎すぎて、男性にも夢を見すぎてて、まさに、恋に恋する乙女。だから、憧れと、本当の好きな人の区別も、周りの男性の気持ちに気づくところか、自分の気持ちにさえ気づかない、中学生か小学生のままで止まったような女性のヒロイン。
設定がそのまま、中学生に変わっても違和感のない幼いヒロイン。そして、そんなヒロインの恋愛スピードに付き合って、七年も一途にヒロインを思い続けた健気過ぎる、乙女過ぎるヒーローに涙。
ヒーローが可哀想になるほど、鈍いところか、一発殴りたくなるようなヒロインに、ヒーローも友人女性も、よくも、温かく見守ってきたなあと、なんと周りの人間に恵まれたヒロイン。
そして、ヒロインだけが遊び人だと気づかない先輩社員の毒牙から守ってくれた周りの優しい女性たち。人気の男性だというけど、派手な恋人が欲しい女性に人気なだけで、本気の恋をしたい女性には、敬遠されてるか、本人も遊び相手にならないのは、断ってばかりだったんだろう。
そんな周りの状況に全く気づかないヒロインって、ある意味周りの人間に興味無さすぎの無関心人間。
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