このレビューはネタバレを含みます▼
一巻のサンプル部分を読んだ時点で戻るんだろうなと予想がついてはいましたが、いざ離れ離れのエンドを迎えるとものすごく切ない気持ちになりました…。一度目は祖父の死が重なった奇跡的なタイミングによる出会いなのでラストのあのタイミングで「次は俺の番だ」と再び飛行機を飛ばすことで何か起きるのかはわかりませんが、現代の人間として生まれ変わった鴻と未来で出会えているといいなと思います。ただやはり再会が描かれていない以上かつての祖父同様に置いて行かれたようなもので鴻が過去に戻るのは自己満足だなぁと思えるので複雑な気分です。