恋が産まれる
」のレビュー

恋が産まれる

砂川雨路

全てを手に入れるチャラ男

ネタバレ
2021年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 結局、モテモテのチャラ男は、最終的には、全てを手に入れるというお話。
学生時代は、女性を侍らせて、チャラチャラと遊び、ヒロインを口説くのも遊び半分、手にいれられたら、ラッキー位の軽さ。
真面目で融通が利かず、大きい胸がコンプレックスで、体目当ての男性ばかりに辟易してたヒロインに、止めを差したヒーローは、遊びの口説きを悉く拒絶される。ヒロインの人間性に初めて向き合った時に本気になるも、仕事優先夢に邁進しようとするヒロインから離れる余裕の持ち方。
遊び尽くしたからこそ、女性日照りでも、余裕のヒーロー。本人なりの猶予の三年のあと、また、ヒロインの前に表れて、口説きまくる。
どんなに拒絶されても、仕事一筋で他の男性と付き合ったりしないだろうというヒロインに余裕だし、実は拒絶しまくるのも、自分に気があるのに、チャラ男の自分を知っていて、受け入れないだけと、知ってて、時間さえかければ、落ちるとわかってたんだろうなあというヒーローの余裕ぶり。
何年もヒロインを好きだったから、待ってた時間が切なかったとか、一切感じないヒーローの余裕ぶり。遊ぶだけ遊んで、最後には処女の妻を迎える昔からいるタイプの典型的なキャラの遊び人チャラ男のヒーロー。妻には、初でイチコロになりやすくて、自分以外に目が行かなさそうな真面目で一途な処女を選ぶという、全てを手にいれる遊び尽くした玄人タイプのヒーロー。
決して、ロマンチックな恋愛の相手にならないキャラのヒーロー。モテモテの外見のいい男性を側におきたい女性には受けそうなキャラ。
それとも、遊び尽くしたから、結婚後の心配がないから、いいという考え方もありそうなキャラのヒーロー。めっためったに使い倒された中古品のブランドバックタイプ。どんなであれ、ブランド好きという女性にはうけるだろう。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!