【単行本版】虚構ユニゾン
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【単行本版】虚構ユニゾン

アキハルノビタ

狂愛の世界。不完全燃焼でした^^;

ネタバレ
2021年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 神様の話が面白かったノビタさんのこちらはミステリー色強めのダークファンタジー。人類進化の為に人間と動物を掛け合わせたハイブリッド種(NEO)と人間が共存する世界が舞台。5年前に失踪した財閥御曹司の兄を探す弟と探偵の恋愛譚。

貧困層の情報屋響×貴族一乗寺家 次男春野の話。

なのですが、設定過多の複雑背景に話が簡単すぎて入り込めず置いてけぼり感が大!!モヤモヤです。怪盗ノアの存在やNEOの人類進化感も近未来感も薄く、一乗寺家の人々の苦悩や狂愛をもっと掘り下げたら面白かったのではないのかな。淡々と進むだけなので浸れず残念でした。複数巻長編でハラハラしながら読んでみたかったな。愛に飢えた春野が貧困エリアで生き生きしている姿は良かったです。
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