聖なる魔女と悪魔の騎士
」のレビュー

聖なる魔女と悪魔の騎士

悠月彩香/石田惠美

これは面白い!

ネタバレ
2021年1月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ TL小説におけるファンタジー物って、「メインは恋愛や行為の描写だけれど世界観(シチュエーション)はファンタジーだよ」という物と「ファンタジー小説の中に、そういう描写もあるよ」というものの二択になると思いますが、この作品は後者です。
出生が謎に包まれた修道女のユーフェリナが、すげー強いのに女たらしで口の悪い魔剣士ウィルガイストに振り回されながら進むストーリー。なんだかとっても濃いキャラクター達、作り込まれた世界観がいい味出してます。
一昔前の少年漫画を思い出させるような、ヒロインとヒーローのもどかしい関係に焦らされながら、次々起こるトラブルにワクワクします。
文章もとても読みやすく、世界観や情景の描写もわかりやすく理解出来ますので、頭の弱い私でも入り込みやすかったです。
ただ、しっかり魔剣士の仕事をしてますので、血とか死体とか血生臭い表現もそこそこありますので苦手な方はご注意。
3巻あたりから切なくて寂しい展開が続きます。ウィルガイストの過去話では鳥肌が立ちました。
最後ハッピーエンドでほんと良かったです。
大好きなお話です。
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