道半ば。

ネタバレ

2021年1月27日

このレビューはネタバレを含みます▼ 確かせっかくの書籍化はここまでと作者様が書かれており、皆様のレビューを見て、ホントに惜しくて惜しくて仕方がないので口惜しいあまりのレビューです。
初めて読んだ時はヒロインにイライラするしヒーローがほんとにムカつくし、全体的に派手な事件がどんどん起こるわけでなく、あまりドラマチックに話が動かないのでのめりこめなくて入り込めなくて、、、だったのですが、これは本当に物語の全体を最後まで読んでこそな二人だと思います。
ヒーローが猫かぶりな本当の理由、そうならざるをえなかった彼の苦悩と心情を思うと本当にツライ。そして誰にも胸の内を開かせなかった彼が彼女に心を開いていくことで吹っ切れ最終的に人間として本質的に救われるさまは恋愛物の醍醐味だと思いました。そこまで行くとこのヒーローにはこのヒロインでなければならなかったとシミジミ感じるし、ヒーローが一方的に救われるのでなく、ヒロインの成長物語としても心に響いて本当にこの二人でよかったと思いました。最終的にラノベやＴＬで一位二位を争う印象深い大好きなヒーローになってしまったし、ヒロインはむしろ格好良いと感じ始めました。
そうなっていく話なので、どうにか続きが出て欲しい気持ちが諦められないので星５に。
実は続きがある事書いたらガイドラインに引っかかるのかもしれないんだけど、よくわからない。続きがあるんです、これを最後まで書籍で読みたいんです！って書いたらアウトですか。出版されてるところまでで評価しなきゃいけないのかもしれないけど、だってあまりに勿体ない！
なのでこの背景に何があるのかめっちゃ推理して想像を駆使して読んでください。このヒーローにムカついて、ヒロインに苛ついていた自分はもっと広くて高い視野をもたなくてはいけない、現状を一面的に見て決めつけてはいけないと後で反省しましたので、私は。
挿絵さんも好きで、挿絵が見たくて本買ってますが、他の出版社にうつってもいいので完結まで出て欲しい一冊です。

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mm9512 さん

(女性/50代) 総レビュー数：0件

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