このレビューはネタバレを含みます▼
作者さん買いです。戦禍の中、怪我をした敵国の兵士 ジルを助けたリリアーヌに縁談が舞い込みます。相手は敵国の国王。戦争を停止する代わりの花嫁、まさに政略結婚でした。ジルと再び会う約束が果たせなくなり、ショックを受けるリリアーヌでしたが、嫁いでみると相手はジルベール、あのジルでした。ジルは冷徹軍人王として有名でしたが、リリアーヌにだけは甘く、政略結婚とは名ばかりの溺愛結婚でした。ジルに相応しい王妃になるためにリリアーヌも健気に頑張り、二人を支える側近たちもしっかりと描かれていており、内容も盛り沢山で読み応えがありました。