母様の家‐拝み屋 郷内心瞳の怪異譚‐
」のレビュー

母様の家‐拝み屋 郷内心瞳の怪異譚‐

武田逸可/郷内心瞳

完結の3巻は星1です、2巻星5

ネタバレ
2021年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 他レビューの方が3巻通しで起承転結であることを書いていてくださって良かったです。
小説なら分かる展開ですが知らずに読むと、☆1すらつける気にならないのは分かります。
終盤に向かって~と知らなければ興味をそそられる面白い話しなのに、放置。
「うんうん!それで?」(終わり)「は?」みたいな
モヤモヤが残ったまま次、次の話もまたおなじを繰り返されるとウンザリするでしょうね。
バラけていた話がパズルのように組み上がっていくと知らないまま分割して次々出てくる別の話として進むのですから訳がわからなくなってしまうのも仕方ない。
3巻全部読んではじめて理解できるし面白くなります。
主人公が書き手と同じ名前で同じく祓い屋をされていることで、フィクションなのかノンフィクションなのか?
実話ベースの創作なのか読めないところも面白く、なろう系であれば自分を主人公にしたら華々しくカッコ良くヒーロー爆誕!大活躍させるだろうところを敢えてなのか地味で短慮でカッコ悪…という主人公にしてるところが妙にリアルさを在す。

某掲示板某スレの黎明期の秀作が懐かしく重なります。プロでもおかしくない方々が大勢いました。
その中に作者は紛れていたのかな?と楽しく妄想もできて3巻完結まで一気に読ませていただきました。
厨二病の暗黒野郎のしぶとさがイラッと根絶やしになってて欲しかったです。
最後の感想は、たぶんこの邪気眼厨は生かして活かす方が話が動かしやすいし次に繋げやすそうだなあ、残りそうだなぁヤダなあという素人のワガママです。
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