このレビューはネタバレを含みます▼
男前受けってBLだと華奢だったり色白の男の人が精神的に男前で、攻めを尻で抱いてやる!みたいな感じが多いじゃないですか。でもこのお話の壱くんは田舎のしっかり者長男ですし、萱葺職人なので腹筋も割れてるし暇があれば家の中で懸垂したりする筋肉しっかりついてる系の男の子です。対して逆に攻め様の方が国内有数のIT会社元社長現会長なのですが如何せんインドアなので虚弱です。色真っ白だしガリガリに痩せてしまってます。スペックだけなら超一流なのに壱の前だと手のかかる子供みたいで可愛いです。何しろ布団の敷き方も知らないですから(笑) でも田舎の閉鎖空間でゲイだということに罪の意識を感じてしまっていた壱を解放してくれたのは攻め様でした。しっかりするところはしっかりしすぎるほどの攻め様、イケメンでした。。お父さんに土下座して壱くんをください!は感動しましたね…。そしてみんなが壱の性癖のことを知っていて、それでも差別とかなく可愛がっていてくれたというのが良かったです。凪良先生の愛しのニコールみたいな田舎と違って物凄く温かかったです。 そして濡場ですが萌えました!!十八の壱より十五年上でそれなりに遊び慣れてる世古さんがあれよあれよと壱を開発し、自分好みに育て上げてる感じが最高でした。だけど壱も負けてません。「最近、ちょっとだけ分かってきました。どうやったら、泰一さんが気持ちいいか」とすごいでしょ、褒めてと言わんばかりに言う壱に思わず天を仰ぎました……。壱、魔性の子……。。嫁入りものはあまりタイプじゃないのが多いのですがこの作品は本当に好きです!おすすめです!!