このレビューはネタバレを含みます▼
ヒーロー最低のクズヘタレ野郎でした。
ヒロインが好きなのに、本気の人には手を出せないからと、他の女の子に手を出しまくり。
そして、ヒロインに気がある男性たちの下らない賭けにのり、ヒロインに近づくチャンスにする。
賭けがばれて、ヒロインに捨てられて、自業自得だねえ、今まで遊んできたつけがまわってきたなあと。しかし、ストレートに口説けないから、それとなくヒロインにシグナルを出して、それに気づかない鈍感なヒロインを逆恨みして、賭けをする男性たちのくだらなさって。ヒーローほどじゃないけど、実は隠れて男性にモテてたヒロインだけど、嫌なタイプにばかりモテてるような。唯一、後輩男性だけは、まともで誠実な男性だった。
上司は、不倫をもちかけてくるし、同期は、シグナルに気づかないからと逆恨みしてるし、ヒーローは、チャラ男のクズだし、ろくな男性にモテてない。遊び人ほど本気になったら、一途でヤンデレみたいに重いというけど、まさにそのままのヒーロー。ヒロインと付き合い始めてからは、イケイケどんどんで、数週間で同棲、2ヶ月で結婚を決め婚約、そのままスピード入籍。そして、毎日ヒロインにがっつく。やっぱり、遊んできただけに、真っ白でまっさらなヒロインが、他の男性に染まってなくて嬉しいのだろうか。遊ぶだけあそんで、妻には初な真っ白な女性を選ぶ王道のパターン。
自分が真っ黒に、汚れきってるから、自分だけの本気の女性は真っ白なタイプがいいのだろうか。
ここにも、昔ながらの性における男尊女卑が根強く残っている。