アクトアウト
」のレビュー

アクトアウト

冬房承

続編希望

2021年2月11日
一番の心残りは、下巻最後。
なぜ、そこで終わってしまっているのか?
コーチとなったヴァシリとスケーターのイバラの旅は始まったばかりなのに。
わたしはふたりが紡ぎ出す新作がどうなるのか、またそこへの道の途中に何があるのかを期待していた。
母親による精神的DV。
父親からの肉体的DV。
ふたりが抱えていた問題が明らかになり、それを克服した時、ふたりは覚醒するはず。
昔々読んだバレエ漫画の名作「スワン」シリーズを読んだ時のような恍惚感が目の前まで来ていた。
まさに道筋の入り口が開いたところだった。

是非とも続編を希望します。
この声が届いてほしい。
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