【電子限定特典付】同情したのが運の尽き
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【電子限定特典付】同情したのが運の尽き

加奈

社畜リーマンの誠実で生真面目な恋

ネタバレ
2021年2月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 寡黙で実直な社畜リーマン・塩田×物腰柔らかなフリーター・柳瀬。頼られると断れず、いつも目の下の隈が消えない塩田が行きつけのバーで出会った柳瀬。彼女にフラれて一人泣いていた柳瀬に声をかけてから交流がスタート。まさに質実、お人好しで頼られては損をしがちな塩田がいい人すぎて心配になるほど。甘えられてばかりで大変なのに、人を労って幸せを喜べる優しさに惚れる。でも周りの人達も悪意はなくて、時々お返しが来てはちょっと嬉しい塩田さんの素朴さにまた癒されます。軽いようで真面目な柳瀬との関係を生真面目に見つめ、柳瀬も塩田を尊重して、誠実な恋がとてもよかったです。でも唯の存在が柳瀬の誠実さを若干曇らせたままなのが惜しい。こんな子をぶら下げて切ることもできないなんて、これまでの彼女達が可哀想。なにがそこまでさせるのか、こちらには分からないままなのでモヤモヤが残りました。でも塩田さんの好感度がそれを上回るので星4.5。
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