こっちにおいでよ。
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こっちにおいでよ。

MARIA

サークラ女の迷惑劇

ネタバレ
2021年2月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公がキモすぎる無自覚最低女で、周りがそれに引っ掻き回され、結果、イージーモードで主人公(ついでに選ばれた潤くん)だけが自分の勝手だけで自己満幸せになる優しい世界を描いた、不条理を詰め込んだ話です。
真尋ちゃんと潤くんの過ち事件までは関心を持って読めますが、以降から特に最終話が最悪です。母親を主軸にした話の方が良いかもね。
最後に本作最も重要なターニングポイント痴漢事件の真相が描かれますが、どんな悲惨な経験かと思いきやただオナネタにされて液かけられただけ。痴漢一人に欲望のための鏡かポスター扱いを受けたというだけの経験です。処女だし誘拐も暴行もされていません。ポスターなので肌身にすら触っていませんからす股された訳でもありません。遠くから発射液かけられてびっくりしちゃったというだけ。なんともお粗末な内容でした。アホなの?(真尋ちゃんや潤くんは誇大解釈をしてるね絶対。こいつが記憶改竄してるから真相究明はできず2人の思い込み配慮からされなかったものと思われます)
母親の方がずっと行動原理や心情を納得できますが、それを自分勝手すぎる主人公が「自分勝手」「ズルい」とのたまう、私から言わせればお前の方が億倍ズルいし頭が悪すぎるよ。
最後は潤くんと結ばれ、主人公本位のハッピーエンドです。が、多くの人が言及するように展開に説得力も論理性もなく納得がいかないです。潤くんも宣言どうしたの?なぜ人付き合いでかち合うような真似すんの?二度と会わないんだから徹底的に避けろよと思いました。潤くんに宣言通り既に愛する人がいて「は?今更お前何なの?」ともう愛も関心もなくこっぴどく振って思い知れば良いざまあ展開にならなかったことが残念でなりません。現実では主人公にこんな甘い展開はないです。ていうか、じゃあ都築の諸々は何なの?潤くんの天秤描写が事実を正確に捉えていることだろうに、この女はなに考えて、さらに今更何を唐突にすんなり愛の告白してるの?あと、潤くんに「真尋ちゃんとした話を話す説明」のこの女の伝え方に納得が一番いかない。潤くんが正しく物事を把握できる男で良かったと心底感心しました。この話は真尋ちゃん意味不明の悪者にしてるからね。この女は誰にも愛されず、次は実際にりんかんされるなり今度は本当に悲惨な経験を味わって現実を思い知るべきだと思いました。被害者面の自己陶酔自己完結してんじゃねーよ!
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