女性の死に方 分冊版
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女性の死に方 分冊版

あらいぴろよ/西尾元(兵庫医科大学法医学講座主任教授)

死が語るものは

ネタバレ
2021年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 解剖されねばならない死についての話にしては頁数が少ないように思います。例えば2話目の人。最初は女性としての執着だったかもしれないけれど、明らかな皮膚の変容を目にしていたはずで、それを放置していた理由はそんなに単純に言えるものではないと思います。そこな辺りをくみ取るだけの頁数がない。死を描いていても実はその対にあるどう生きるかを語っているだけに残念。前後編などにしてほしい。
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