屋根裏部屋の公爵夫人
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屋根裏部屋の公爵夫人

もり/アオイ冬子

ヒロインもヒーローもカッコよすぎ

ネタバレ
2021年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインが冷静に仕事として割り切って問題を片付けていく様子がとてもカッコ良く惚れました。あえて冷たい態度をとる時の罪悪感、使用人や領民の将来を考える様子などただの完璧な人ではなく、普通の優しい女性なのだと思えて共感しやすかったです。ヒューバートは改心した後、ヒロインから見直されて2人で幸せになるのかと思ったら、まさかの無理な投資!そして最後までお子様な男だったので、離婚できて良かった。そして大人の男性に成長したクロードのかっこいい事!!クロードからのプロポーズの場面は涙が止まりませんでした。素直になれないヒロインもかわいいし、意地を張るヒロインを全く諦めようとしないヒーローがステキ過ぎ。これまで1人で頑張ってきたヒロインは大好きなヒーローと幸せになって欲しかったので、クロードが頑張ってくれてホントに良かったと感じました。(涙!)
2巻も読みました。新天地でのお話かと思いましたが、結局里帰りした祖国でのお話でした。クロードという頼もしい味方ができたこともあり、楽しく読めて良かったです。最後のエピソードは、優しいクロードにまた涙してしまいました。
3巻はヒロインの冷静で痛快な活躍と頼もしいヒーローは健在で、プラス新たな登場人物あり、引き続き楽しんで読むことができました。誰と誰かはヒミツですが2人のやり取りがテンボ良くユーモアあり微笑ましいかったです。
4巻もあっという間に読んでしまいました。詐欺師を陥れる様子や反抗期の国王の姪とのやり取りなどかっこいいヒロインですが、母として子育てに悩んだり社会的弱者に涙を流したりと人間らしさもあり魅力的。そんなヒロインをそばで明るく支えるヒーローはいつも優しく相変わらず素敵で、2人のやり取りは微笑ましいです。
5巻も良かった!恋愛物しか読みたくない私ですが、ミステリーな感じで面白かったです。敵は誰なのか敵の目的はなんなのか?探偵のようなヒロインと一緒に読者も段々と謎を解明していくのが楽しく物語にどっぷり入って行けました。次もあるのでしょうか?楽しみにしています。
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