このレビューはネタバレを含みます▼
傍から見れば両片思いのジレジレで、ずっとハラハラしっぱなしの展開でしたが、当の本人達のゆるゆるとしたやり取りを楽しめました。決してふざけている訳ではないのに、ゆるゆるとした印象なのは、悪い女を演じている真面目女子を見守り、甘やかしているという構図のせいでしょうか。真面目女子 美薗は真面目でいることに嫌気が差し、悪い女になると宣言！美薗の相手に指名された冬馬は、悪い女を演じる美薗に付き合います。真面目で素直な美薗が悪い女のイメージを膨らませ、恥ずかしがりながらも無理に悪い女を演じている姿を、イライラするか、かわいいと感じるかは二人がどんな人物かに依ると思いますが、冬馬はニコニコと包み込むような優しさで甘やかします。かと思えば、時に意地悪でかなり肉食。美薗と冬馬の相性がいい塩梅です。そんな冬馬が嫉妬するほど本気で美薗を好きになってしまってからはストーリーもスピード感が出て面白かったです。冬馬が見守っているようで、予想の上をいく美薗に翻弄される姿が微笑ましかったです。
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