痴人の戀
」のレビュー

痴人の戀

草野來/成瀬山吹

文学小説。

2021年3月3日
あまり知られていない大正時代を学ぶ良い機会になりました。ヒーロー、ヒロインなどの言葉が軽薄すぎて使うことを憚ってしまうほど、濃密なお話でした。流石と言えるほど、さまざまな人間模様が赤裸々に書かれていて、読んでいて色々な意味でドキドキしたり、賛同したり、はたまた悲しくなったりと、いろいろな感情を呼び起こされる作品です。

途中のイラストも綺麗でした。

秀逸でラノベとして売られていいのだろうかとも思いますが、オススメの作品であることに間違いありません。
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