フェア・チャンス
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フェア・チャンス

ジョシュ・ラニヨン/冬斗亜紀/草間さかえ

完結巻:信念を曲げない男達のドラマ◎

ネタバレ
2021年3月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 《M/M小説》三部作1:ゲーム→2:プレイ→3:チャンス

冒頭から1巻のシリアルキラーとの接見シーンだったので、そのままどっぷりラストまで引き込まれました。今回は最大のピンチを迎え、エリオットの日に日に高まる不安が可哀想で、読みながらこちらも息苦しくて辛かった(笑)エリオットの苦悩が乗り移ったようでした。二人の関係は勿論、思想を超えた父子愛も魅力。面倒くさいけどいいパパ◎信念を曲げない男達カッコイイです!!

天職を失い焦慮感や服従欲に揺れるエリオットと、そこを自分の痛みの様に感じられる無骨タッカーの包容力が軸にある三巻に渡るロマンス。スリリングで読み応えあるとても好きなシリーズになりました◎何もない平凡な日常の二人や、シェバを餌付けするタッカーとかも見たい(笑)番外編出ないかな〜もっと読みたかった。冬斗さんの翻訳も読みやすくとても良かったです!!
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