このレビューはネタバレを含みます▼
面白くなってきました。作者買い。
女王の花につづき仮想王国物、今回は他国に嫁ぐ姫様と侍女のとりかえばやで、ヒロイン姫は騎士として身をやつします。
相手役の王様も影武者使って表に出ない曲者で、王妃候補5人をあてがわれ1人を選ばないことで均衡を保とうという王権の弱体ぶりが深刻な情勢。ゴチャゴチャ政権争い好きには垂涎のストーリー展開です。モデルにした国や人物が想像できるのも良い。
途中、侍女が身代わりで死んだとこなのに今チューしてる場合か!って姫様に対して思いましたが、そこは高貴な身の上なのでそんなもんなのでしょう。
それと仲間にならそろそろ身バレしても良い気がするんですけど、その瞬間は4巻を経ても一向に訪れず焦らされまくってます。その瞬間が見たくて読んでる。きっとこの作品のピークはそこで来る。