このレビューはネタバレを含みます▼
棺に持ち込みたいくらい大好きな作品ですのでもうレビューとかいいので語らせてください。あらすじは「ヤンキーかと思いきや潤太めちゃ可愛くて俺どうなっちゃうの！？（新）」みたいに書かれてますがそんなレベルの話ではありません。特にあの雨のシーンが大好きで、潤太は新がバイトを辞めること、最後の切り札に思えたお食事券すら使えなくされたことで相当傷付くのですが、ここらへんが潤太の初恋感があってとてもいいんです。新にもう会えない、そんなことで嘘まで付くほどボロボロに落ち込み傷つくんです。潤太くん、今まで寂しさや満たされなさは感じて過ごしてきましたが、こんなに傷付いたことはあったでしょうか。誰かを好きになって初めて知る痛みや悩み、そんな苦しみを与えているのは奇しくも世界一潤太を甘やかして可愛がりたい新なのだと思うと素晴らしすぎてゆいつ先生しか勝たん。
人は幼少期に与えられなかったものに執着するといいますが、潤太はまさに。では新は何に執着しているのでしょうか。何にも執着できなかったからこそあんなバイトを続けられて、潤太に出会った今初恋のように悩むことができるのでしょうか。
あとリバース（ゆいつ先生の別作品）の時も思ったのですが、お洋服や髪型がおしゃれでかわよいです。潤太の黒Tタックインたまらん。髪型も韓国っぽい前下がりセンター分けマッシュでだいぶ性癖です。バイク乗るからレザーとかちょっと強めなんですよね。めっちゃいいです。
本当に、何度読み返しても全てが大好きなすばらしい作品です。生きててよかったな？？
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