誰かこの状況を説明してください！ ～契約から始まるウェディング～
木野咲カズラ/徒然花
このレビューはネタバレを含みます▼
【2023.4.1修正】何度か読み直し感想が変わったので修正します。最初のサーシスがクソ過ぎてカレンデュラよりもサーシスにムカつきます。カレンデュラが暴挙に出るのも納得で６年もサーシスと愛人関係で離れで同棲しててお飾りの妻を設けるだけで本気の結婚じゃないと言われてたらカレンデュラからしたら、即裏切りで即浮気になるし、ヴィーは契約結婚だからサーシスに眼中なかったのに、あなたに惚れましたと言われてもそんなすぐに自分に乗り換えるような人はまた浮気するかもと読んでるこちらもサーシスには疑心暗鬼でした。ヴィーは清いままでサーシスはそうじゃない。ヴィーの人生をなんだと思ってる！？なのでサーシス最初はクソ最低です。後にヴィーにどれだけ酷い条件の契約結婚を持ちかけヴィーの実家に対しての偏見にも猛省するシーンは感慨深い。どれだけサーシスが自分のことしか考えてない身勝手な最低人間だったかと言う点と、下手すりゃ孤立無援になってもおかしくない状況下に家族の為に嫁いだヴィーとの比較で、よりヴィーの素晴らしさが際立ち、そこサーシス解ってんのか？と問いたい。ヴィーの鈍感力、恋愛偏差値皆無、抜群の家事力、人心掌握力、侍従長侍女以下公爵邸スタッフが全力の味方で本当に良かった。ただヴィーも金持ちは経済回す意味でもお金を使う使命が解ってなくて、いつまでも節約なのは…と思ってたところで新婚旅行の領地で認識するシーンがあり成長が見られて安堵。サーシスとのことは、ヴィーの無欲の勝利だけど、やはり愛人溺愛ゆえのお飾り妻設定は、６年も公爵の仕事も放置してカレンデュラとやりまくってたのかと思うと切ない。女性嫌いでサーシスも清くてヴィーも清くて、契約結婚だったけど本気の結婚になったという設定のほうが良かった。今はサーシスがヴィー一筋になったとしても、そのモヤモヤが残るので賛否両論かと。サーシスがもっと後悔猛省する展開を希望。だからヴィーは出来るだけサーシスにお預け食らわせて引っ張れ！と思ってしまいます。
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