「ずっとあなたを愛してた 王妃と侯爵
」のレビュー

ずっとあなたを愛してた 王妃と侯爵

ナツ/天路ゆうつづ

素敵な三人

ネタバレ
2021年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 宰相31歳×王妃25歳。出会いは侯爵令息のヒーローが21歳、公爵令嬢のヒロインが15歳。ヒロインが一つ年上の国王に"繋ぎの"王妃として嫁ぐ二週間前だった…。国王に好きな人ができるか、子供がいなければ法律に則り10年後に離縁されることが前提。10年といえば、少女から大人の女性に変わる花盛りの頃。二番目の地位と名誉の代わりに人並みの幸せとは無縁の婚姻を15歳の少女に求めるのは残酷だと思う。ヒロインの親も辛かっただろうな。心の傷が深い国王はヒロインの妹が兄に寄せるような優しさと心遣いに癒され、結婚7年目、国王が女性嫌悪を克服して娼館に通えるまで立ち直ったのには涙。結婚9年目を迎え、1年後に離縁が決まっているヒロインの行く末を三者三様で考え始める。修道院に入るつもりのヒロインに対し、下賜を乞うヒーロー。彼は心身共にヒロイン一筋、王妃は少女時代の無垢なまま。その想いをひたすら閉じ込めていたことを知った国王の後押しは最高だった。ありまくる縁談の目眩ましとして、パトロンの女優と愛人関係にある噂まで利用するヒーローの一途さにきゅんとした(それが元でヒロインに愛人がいると誤解されてしまうけど)二人の崇高な愛が実を結んで本当によかった
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