償いは残酷に
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償いは残酷に

ペニー・ジョーダン/高田祐子

無理

ネタバレ
2021年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 裁判で被告側にどんな罪があっても強力な弁護団が付いていて、なおかつ母親が被害者である娘より新しい夫の方を信じこみ、審理では通常とは違う格好をさせられるなど二次被害も極まれりだったが、判決はきちんと被告側におりたのは奇跡。そこに被害者を悪女と思い込みで更なる追撃をした相手にどんなに謝られたとしても許せる訳はない。修道院で何年間過ごしても、本当の意味で社会復帰は出来ない。二重三重の被害、精神的苦痛には根本的なカウンセリングが必須。例え後悔の念から数年経ち、彼女に接触をはかってきたのは悪手で思い上がりも甚だしい。事故から救ったり、愛に気づかせるようにしたりと、どこまでも独善的。いまだフラッシュバックもあるんだと知らずにいて、不倫したら恐ろしい、などと脳天気なこと言ってるようでは全然解ってない。先々がとても不安な二人。
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