このレビューはネタバレを含みます▼
皇帝30歳×天涯孤独な男爵令嬢21歳。奥庭で偶然出会って恋に落ちた二人。ヒーローにプロポーズにされるも、身分違いから躊躇するヒロインを説き伏せて結ばれた翌日。ヒロインの前に皇帝の継母である皇太后と宰相が現れ、“皇帝には生まれた時からの許嫁がいる“から出ていくよう命じられる。想い出のダマスクローズの挿し木だけを手に辺境の村へと流れ着く。三年後、極秘に子供を産んだヒロインの前に突然皇帝がやって来た。いなくなった理由も分からぬままずっと探し続けていたヒーロー。再会したその日に抱き、次の日に王宮の離れに造った屋敷に連れ帰る行動力。ヒーローはずっとこの日が来るのを待ってたんだなぁ。許嫁との縁談も白紙にし、皇太后や重臣の説得をするヒーローが頼もしい。暗殺未遂を契機に皇太后と宰相を追いやれたし、ヒーローが憧れていた“家族”として幸せになれてよかった
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