聖闘士星矢
」のレビュー

聖闘士星矢

車田正美

聖衣のデザインが凄い!

ネタバレ
2021年3月30日
このレビューはネタバレを含みます▼ 聖衣のデザインが「私だったら、絶対こんな発想出来ない」というレベルの高さ。
組み立てた時と装着時のギャップがまた良し。
敵も味方もモブも全体的に幸薄い。
全28巻という長さでありながら、キャラが不幸になる描写はあっても幸せになる描写は基本的に見受けられません。
少女漫画やTL漫画は特定のキャラ(主に主役カップル)を幸せにすることが物語としてのノルマのようになっているように感じます。
登場キャラがレギュラーもサブレギュラーもモブも死にまくりでほぼ全員不幸になる中、主役カップルのみが幸せになるといった他作家の作品を読んだ時は、読者から反感を買いまくるのも当たり前だと感じ、読後感がかなり悪かったのを覚えています。
「聖闘士星矢」でも登場キャラが死にまくりで、私の好きなキャラのうち何人かは死んでしまいました。
それでも読み続けられるのは、生き残ったキャラ達も幸せとは思えないからであるような気がします。
守られキャラは苦手ですが、沙織さんは嫌いじゃないです。沙織さんを守っている聖闘士達は高確率で美少年か美青年、たまに美少女ですが、逆ハーレムの要素が皆無なので嫉妬することもあまり無く、安心できます。
もし「聖闘士達がほぼ全員、恋愛的な意味で沙織さんが好き」というのであれば、そもそも私はこの作品を読まなかったでしょうね。逆ハーレム苦手なので。
邪武やジュリアン・ソロが沙織さんに想いを寄せていますが、別に平気でした。
絵が非常に可愛く、美少年、美青年が多い所もこの作品の見所ですね。美少女は数が少ないけど、女顔の美形が多いので問題無し。
キャラクタープロフィールは13巻(物語最初期〜十二宮編で初登場したキャラ)、28巻(ポセイドン編〜ハーデス編で初登場したキャラ)の巻末にあります。
誕生日、血液型、年齢、身長のデータは読んでいて楽しい。
ほぼ毎巻、巻末に聖衣の解説があり、これも見ていて楽しいです。
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