登場人物みんな身勝手な性格してる

ネタバレ

2021年3月31日

このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙がこの2人なので、宗介とくっつくんだろうとは思ってましたが…。
途中までラブラブだった圭一さんが、元妻の娘だと分かっただけで避け始めてあっさり身を引くとは予想外でした…。
菜摘のことすごい好きそうだったのに、お前の愛はそんなものだったのかと。。
バツイチ子持ちだからって、菜摘とは再婚とか考えるほどではなく、若い子と遊びたかっただけなのかな？とか想像してしまうと幻滅しますね。

まぁ初っ端から、若い子との最中を息子に目撃されたのに「あいつも大人だから理解してくれる」の一言で済ませて平気で続行した時点で、わりと彼の人格には違和感ありましたが(笑)
普通の息子は、離婚してるとはいえ父親が家に若い女の子連れ込んでヤッてるとこなんて、目撃したくないだろ…。
逆に見られても気にしなくなるくらい今までも女の子連れ込んでたのかな？とこれまた嫌な想像してしまいます…。
こんな父親なら、宗介くんが歪んだのも納得できてしまうかも。

しかし、最初の宗介くんはひどいですね。これがどうやって最終巻の、菜摘への溺愛に繋がるのか、全巻読んだけどいまいちピンときませんでした。
ビッチと罵って性的ないじめというか、脅して奴隷扱いしてたくせに、それが自分の思い込みで勘違いだと気づくや否や、復讐心は取り除かれ
後に残ったのは菜摘への純粋な恋心だけって…本当？(笑)

菜摘も、宗介に調教されて彼の事好きになったって印象しかなかったですね。
あんた、圭一さんが好きじゃなかったのか…いいのかそれで…。

菜摘の心変わりに、圭一さんが可哀想なお話になるのでは？と途中ハラハラしていたら、彼女が元妻の娘だと知っていっきに冷めちゃった圭一さんに対して、読んでるこっちも冷めましたよ。
まさかの、実質二股したあげく心変わりした菜摘の方を可哀想に思えるような展開になるなんて…なんかガッカリしつつも、収まるところに収まったというか。
これでよかったんですけどね。

そもそも設定がカオスすぎる(笑)
元妻(菜摘のお母さん)とは好きあっていたけど一時的に離れたらしい圭一さん。
じゃあ若い子と遊んでないで、菜摘のお母さんが戻ってくるの待ってあげれば良かったのに…。
ここも結局最後は元サヤに収まったのかなぁ。とても複雑な気持ちです。
付き合ってたことお母さんにも言った上で、お母さんに、それでも元サヤに戻るのか考えさせてあげてほしいな。

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シロブタさん

(女性/40代) 総レビュー数：48件

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