このレビューはネタバレを含みます▼
とても心に残る作品です。
佐原の事故をきっかけに顕になる周囲の人が抱える闇と千秋の場違いな笑顔の意味、誰もが怪しく見えます。
そして罪悪感を誰かのせいにして傷つけてでも自分を守る人たち。
みったんの母親も、大人でも固まるような事故の光景を前にすぐに動けなかった小学生の千秋を容赦なく責めます。
そんな中で誰のせいにもしなかった千秋が一番強い人間なのかもしれないと思いました。
終盤の佐原からみったんへの心からの『おくることば』に泣きました😢
絵もすごく迫力があって良かったです!
黒い影の佐原がすごく怖かったけど、なんじゃこれ!と思うほどゆる~く描かれた猫に救われました😄