このレビューはネタバレを含みます▼
「白雪姫にくちづけ」の元となる作品。家柄のよい西園寺楓×執事の桐生義継。いつか王子様が迎えにきてくれることを夢見る楓を、ずっと慕い見守る義継。そこに現れた一条飛鳥を楓は王子様だと思っていたが、義継は一条の本性を知り…。
本当の王子様はいつも身近にいて、自分を守ってくれていたことに気づいた楓が恋する乙女でとてもかわいかったです。絵は少し古めですが、画力の高い作者さんなのでとてもきれい。この作品では一条が嫌な感じでしたが、「白雪姫にくちづけ」を読んでそんな風に生きてきた理由もわかりましたし、一条が好きなキャラクターの1人になりました。それにしても、西園寺楓、桐生義継、一条飛鳥、有栖川智…と、ネーミングセンスがよき!