夜啼鶯は愛を紡ぐ
」のレビュー

夜啼鶯は愛を紡ぐ

小中大豆/yoco

重い愛のイライラ耐久レース

ネタバレ
2021年4月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんご自身が後書きでおっしゃるとうり、主人公が冒頭からずっと不安定です。

読み手が、それにどのくらい耐えられるかでしょうね。



他の方のレヴューを見てザマアがある事を知っていたので、そのザマアが読みたくて「ダーーーーーーーッツ」とイライラしながら読了しました。

個人的には、攻めより受けにイライラしたんですけどね。聞き分けない子供で。
最初から攻めはどんな関係になるかをハッキリ宣言してましたし、むしろそれでも側にいさせてと願ったのは受けの方。
それなのに妬いて拗ねてモンモンモヤモヤし続けて、ついに壊れてヒスを起こし安っぽいセリフまで口にする始末。

ここら辺のイライラさせられる感じは作者さんの筆の力なんでしょうね。

なので、受けの人生の選択にはホッとしましたけど。やっと解放される!と思って笑
(確かにザマアでした)


、、、とまあ、辛口にはなりましたが、今度は攻めが必死に追いかけて許しと愛を乞う、そこはスッキリはしました。
出会った頃は追いつく事に必死だった受けが、必死な攻めを軽くいなすくらい心が成長したところも良かったです。
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