灰雪の街のサバーカ
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灰雪の街のサバーカ

帽子

ずっと楽しみにしてたんです

ネタバレ
2021年4月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 単話の表紙がとても良くて1話読んでこれは一気読みしたいと思って単行本になるのずっと楽しみにしてたんです。自分は叙情的な話はあんまり好きじゃないのでガビーンとなってしまいました。まず、絵がちっとも頭に入ってこないです。漫画読むの好きなんですが、誰が誰だか分からなくて苦しかったです。おじさんたちなんですけど、髭が生えてるだけでシワが描いてあるだけでおじさんには見えなくてたまに若返ってるかと思ったりしてしまいました。紙だったらまた違ったのかもしれません。話が好みにあわず。ゴリゴリの傭兵漫画とか慣れてるせいで、人を殺す稼業の人が、何やら叙情的なことを言うと白けてしまいます。それとか、人を殺して生計を立てといて自分だけ飛ぶのは狡すぎる。恋人を残して犬を庇って死ぬのは本当に「犬死に」。作中で組織の人間にそう揶揄されるんですが、自分も全く同感です。その通り過ぎる。犬を見殺しにすれば良かったのかというと難しいですが、最愛の人を孤独にすると分かっててやるって、そういう優先順位なんだ、と単純にやるせなくなります。ふしぎなお話で犬を助けて良かったみたいになってますが、結果論と思いました。BLにそこまで考える方が間違ってる気もしますが本当に楽しみにしてたんです…。サバーカとか強めの言葉使わないでほしかった…。ガビーン…。ただ、雰囲気あって最後は救いがあるので良いお話なんだと思います。
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