このレビューはネタバレを含みます▼
モテモテ人生のなかで、初めて自分の魅力では、手に入られない女性と出会い、それが先輩の彼女であり、利用される形で翻弄されながらも、関係を絶ちきれない自分に絶望し、そんな自分に嫌気が差していたピークの時に、高校生だったヒロインに無邪気に告白されて、そのピュアさに自分の嫌らしさ、汚さを突き付けられているようで、ヒロインをひどい態度で振ってしまう。そして、十年が経ち、偶然の再会をするも、ヒロインのことを覚えていないヒーローは初対面からヒロインに惹かれるも、過去の恋愛の傷に心が頑なになり、弄ぶような言動しか取れない自分に嫌気が差しながらも、ヒロインと仕事で距離を縮めていく。ヒロインのピュアで駄々もれの好意に答えることが出来ないながらも、ヒロインが可愛いから、ついつい意地悪をしてしまう。さらには、十年前の出会いを知り、より自分がヒロインに答えていいのか悩むことに。過去にけりをつけられず、仕事で行き詰まるヒーローを影ながらに助けながらも、それを恋愛の見返りにせずに、片思いに浸るヒロイン。そんなヒロインに好意を示す同僚男性の存在と、アピールを昔の自分と重なるようで断れないヒロイン。そんなヒロインと同僚男性の接近が噂になり、そして男性からの堂々としたライバル宣言に焦るヒーロー。そして、過去にけりをつけようとするヒーローは、ヒロインの助けを知り、ヒロインに会いたいながらも、同僚女性からの臆病過ぎたヒーローへの制裁が効いて余計に焦るはめになったヒーロー。そんなヒーローをアシストしにくる同僚二人によって、ギリギリでヒロインのデートを阻止。そして、カッコ悪い自分を認め、略奪したヒーロー。ヒーローの告白とヒロインが処女だということに喜ぶヒーロー。押さえていた分だけ、想いを打ち明けてからは、のめり込むようにヒロインに溺れていくヒーロー。しかし、片思いが長すぎたゆえに、臆病になっていたヒロインは、ヒーローとの同棲や交際をオープンにすることも出来ず、距離を置こうとする。そんなヒロインに悩み、同僚二人に相談した結果、引く作戦に出たヒーローに、飽きられたとショックを受けるヒロイン。思いがすれ違っていく二人だが、同僚女性に相談したことですぐに真相が判明仲直りした二人、そしてヒーローからのプロポーズ。ヒーローの元彼女はまさに天真爛漫な悪女、魔性の女という奴で、恋心とは関係なく男を虜にし執着させるのであろう。
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