前作が良かっただけに

期待し過ぎたかな。
こちらの作家さんの長所は、絵もストーリーもキャラ立ても感情の表現もすごく丁寧なところだと思うんです。今作の元作品はそれが良く活きていて心に刺さり、大好きでした。
今回のCPも十分魅力的なんですが、キャラの性格上「攻めは考えてる事が表に出ずらく掴みにくい、受けは頭で相手と自分の気持ちについて考えすぎ」な所があって、受けの思考をダラダラ追わされているような読後感でした。加えて、周りのキャラの立体感や細部がみっちり描かれて詰まってますから、（←これは普段は長所なんだけど）息苦しいというか、情報いっぱい、頭いっぱい…って感じで楽しめませんでした。
心の機微や純粋な感情の交わりを素敵に描かれる実力有る作家さんだと思うので、一意見として参考にして頂けたら嬉しいです。