このレビューはネタバレを含みます▼
文才のある主人公が様々な人と関わりながら小説家という存在になっていくストーリーだが、まず主人公の行動が異常。
他人が面白いと感じた本をつまらないと思う主人公は、棚ごと倒して本をぐちゃぐちゃにしてつまらない評価を正当化しようとする。棚も本も私物でもないのにだ。本当に本が好きなのか?
何度も何度も主人公を天才だという描写が差し込まれるが、他の登場人物が褒め称えるばかりで天才の要素を感じるシーンがまるでないため「天才と呼ばれてるけど非常識な主人公」以上の感想が出てこない。
これから先、天才の理由が伝わるシーンが出てきたとしても、この主人公を好きになれる事はないだろう。