このレビューはネタバレを含みます▼
とりかへばやが面白かったので無料期間中に読んでみました。が、一巻の半分で脱落。掴みが弱い、心情描写が薄くキャラの魅力に欠ける、全体的に淡々としていて感情移入ができない…。始終置いてけぼりな感じです。
序盤でいうと月詠の治癒速度の謎、死んだ兄との絆、血の十五夜、辺りがポイントになると思うのですが、どれも薄い!!見せ場をサラッと流してるせいで「こいつもう傷が治ってる…」とキャラがわざわざ発言しなければ月詠が怪我してたことすら忘れてたし、知った後でさえ大して興味も湧かなかった。血の十五夜の凄惨さや一大事件だったという空気感が伝わってこないので、兄の死の悲劇性も感じられない。残念ながら無料でも読み切れませんでした。
とりかへばやが良作だったので期待値を上げすぎたかもしれません。もう少しキャラや展開を一つ一つ丁寧に描いてほしかった…。