不動産王に愛された私~強引御曹司に攫われ溺愛生活~
吉田行/上原た壱
このレビューはネタバレを含みます▼
始めは良かった。古いもの好きなヒロインと新しいもの好きなヒーローとの価値観をめぐるどちらもひかない舌戦。ヒーローのタワマンに連れられ最先端の生活していくヒロインはだんだんとヒーローから与えられる贅沢暮らしになれて従う女になってしまう。ううん…あの根性はどこへ。過去のトラウマのせいで新しいものにしか目を向けたくないヒーローは住居も女もとっかえひっかえしていた。始めて見るタイプのヒロインをすぐ気に入り両想いになり結婚をほのめかしたりしていたが、ヒーロー祖母に嵌められヒロインを捨てる。一年後に再会し復縁する。が、その間ヒロインは泣いてヤツレてヒーローの事は辛い思い出として覚えておこうとし、ヒーローはヒロインを忘れようとして色んな女と遊び回りどれもしっくりこなくて、やっぱヒロインが良いと思ったとさ!なかなかのクズっぷり。こんな男がイクメンになるとか無理がある。後半のヒロインはヒーローに同じ事を謝ってばかりで始めの気の強さはどこへ?せめて普通でいてくれ、つまらない女になりおって。ラストで萎えちゃった。
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