このレビューはネタバレを含みます▼
この話に出てくるワンコは、死ぬ前にピクッとして今から死ぬという合図をくれて、飼い主はしっかりお別れをすることができたけれど、うちの子は合図をくれなかった。それどころか、亡くなる日に限って元気に歩き回ったりして、元気になったね!まだまだ生きられる!と思ったらいきなり静かに死んでしまい、気づいた時には息をしていなかった。あのとき、まろくんは、力の全てを振り絞って元気なフリをしていたんだと思う。よく考えれば、その朝に限って水を飲まなかったり、ごはんを食べなかったり、変なところはあったし、もっと知識があれば元気なフリは見破れたはずだったと思う。でも、まろくんは見破ってほしくなくて命を削っても健気に元気なフリをしていたのだから、望み通り騙されてあげられて良かったとも思う。
まろくんの死とは、一致するところ、しないところあったけれど、この本をよんで号泣して、感情を吐き出すきっかけにはなったので、良い本だと思う。ペットロスの乗り越え方は人それぞれ。