願い叶えたまえ
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願い叶えたまえ

西田東

工藤さん…

ネタバレ
2021年4月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 工藤さんにまばたきを返してくれなかった深見さんが、祐介のこと(ピアノ)を覚えていると分かったときの工藤さんの気持ちを思うと…涙。でも、まさか「ありがとう」が贈られるなんて…涙。そして、タイトルは工藤さんだったのかと分かって涙。フォローさんのレビューでアッシュの名前を見ていたので、最悪の結末もよぎったのですが…そこは回避されてよかった…。西田先生の作品が好きで、西田ヒガシ名義の電子単行本はすべてレビューを書いているのに、西田東名義は一つも書いていませんでした。多分、余韻と言うか、何か自分の中で消化しきれないものがあったんだろうなと思います。祐介も工藤さんも有島社長も深見さんを愛し、深見さん自身に、神に、願う。明るい曲が好きだと言える深見さんの今。もう、それだけでいい。願わくは、工藤さんも幸せになってほしい。はぁ、やっぱり余韻と言うか、この消化不良感さえ、西田先生の魅力だなと思ってしまいます。あと、有島社長が強すぎて、力持ち過ぎて、目を疑った笑。初期の作品ですが、このころからギャグセンスは光ってるし、あとがきもシュールだし、ある意味、長年それを貫いていることに感服です。4/30までセールで、なんと1巻100円、2~3巻も半額です。あと、「青春の病は」の後半に工藤さんの続編があります。
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