天使の定理
」のレビュー

天使の定理

沙野風結子/笠井あゆみ

ジャケ買いしましたが、一気に読めました。

ネタバレ
2021年4月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 俳優、槐(えんじゅ)とチェロリスト弦宇の愛憎劇がとても新鮮な切り口で描かれていて、読み応えがありました。
狂気なのか?正気なのか❓心の深いところをえぐられるような作品でした。
ありきたりでない展開なのに、ラストはいい意味でありきたりのセリフが沁みました。
弦宇の囚われた過去の相手、弓人の設定がやや平凡な感じがしました。もっと詳しく掘り下げたエピソードが別バージョンで読みたいです。
p.sどんな作品も挿絵でキャラをイメージするので、笠井さんの絵は最高でした。
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