劇画ガールズ&パンツァー
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劇画ガールズ&パンツァー

小林源文/バンダイナムコアーツ

源文センセ!真面目にやりましょう!

2021年4月27日
戦場劇画の有名人である小林源文先生ですが、ちょっとコレは作品として酷いと言わせて頂きます。源文先生がこの作品を描くのに本意でなかったのか、もしくは晩年期の黒澤明の様に内面世界に縦深攻撃をかけているのかは分かりませんが、ガルパンを弄りたかったのか、源文ワールドをセルフパロディをやりたかったのか、どっちつかずで作品が壊死をおこしてます。
元々この作品は完全にマーケットイン、企画先行で余り練られない調整で関係者達が先走りして、小林源文先生の所に持ち込まれたんだと思います。通常の出版社や代理店の企画会議でこのプロダクトを見せられたら、まず上長やデスクから突っ返されるレベルですから、源文センセもいい迷惑です。
本来この作品は「ガルパンおじさん」と言う、ミリタリー世界観に思春期を触発されつつも、内心女子高生アニメキャラとキャッキャうふふしたい、そんな分かりやすい中年層が教祖たる小林源文先生に赦しを求めて購入するはずなのに、何故こうなった?
素直に黒騎士バウアー大尉に、ガルパン主要キャラクターがコテンパンに再教育される話で良かったのでは。
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