やっぱり！

千川先生、最高です
｢恋文｣を読んで、なんて細かい表情とか上手い作者さんだろうと思っていたのですが、それからやっと次にこの作品を読むことができ、これまた期待を裏切らないものでした。

1話目は、片想いの相手と一緒に美化委員の仕事をしながら、その相手に恋の相談をしている女の子の話。自分の想いを伝えたら、友達としてもいられなくなってしまう…という切ない気持ちが、分かる分かる！でした。男の子も男前です

2話目は、幼少時に女の子達にからかわれ続けたのが元で女性恐怖症になってしまった大学生と、その友達のガサツな妹とのお話。ガサツな妹は、兄に女性恐怖症の同級生の“治療”を頼まれ、一緒にいることで徐々に女の子に慣れさせていくうちに、段々彼に惹かれていきますが、女の子がとても可愛かった
女性恐怖症の男の子も、思いやりがあって素敵でした。

3話目は、ちょーワガママな社長令嬢と、社長に、娘に勉強や一般常識、立ち居振る舞いなどを教えるように頼まれた、部下の話。
ワガママし放題で育ち、何にもできない社長令嬢が、自分に全く優しくない媚びない父の部下とケンカしつつ惹かれていくうちに、今まで起きなかった、相手を思いやる感情が芽生え、段々変わっていく様がよかったです。

4話目5話目は、同じ人物の話。
作品紹介にあるのがこの話です。
巨乳のためにしょっちゅう痴漢やらセクハラに合っている女の子と、その家庭教師先の生徒の高2のお兄さんとのお話と、その後少し、お兄さん目線の話が入ってます。
お兄さんは弟より背が低く童顔だけど、大変男前で、カッコイいです

どの話もHAPPY ENDで、読んでいてキュンとします。女の子は可愛く、男の子(男性)はカッコイい。2話完結なので、多少Hまでの展開は早いですが、ストーリー運びが巧いのでとってつけたような所がありません。
買いお勧めです!!