このレビューはネタバレを含みます▼
「愛想尽かし」終了後の椹木×柊也の話。漫画の続編が小説という珍しいパターンです。漫画なら良いけど、活字は苦手!拒否!って思いますよね。私もそのクチだったのですが、英田サキ先生の話が面白すぎてもっと見たいと小説にも手を出すようになりました。
読んで正解。甘々な椹木が見れて感激です。でも柊也が昔の友人に再会したことと、相変わらず泉巳に優しい椹木の態度から、二人の歯車が噛み合わなくなってしまいます。逃げ出すように外泊しちゃう柊也に胸が苦しくなりました。その後事件に巻き込まれ、警察を頼れない前科者の柊也の立場に煩悶しました。
同時収録の短編『幸せの時間』は椹木視点の話で、柊也にベタ惚れの椹木の心情に思わずニマニマしちゃいました。