悪女(と誤解される私)が腹黒王太子様の愛され妃になりそうです!?
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悪女(と誤解される私)が腹黒王太子様の愛され妃になりそうです!?

栢野すばる/八美☆わん

ネタに惹かれたが、ネタ以外惹かれなかった

ネタバレ
2021年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ (268ページ)
作者のほかの著書は楽しく読ませていただいたのですが、これは受け付けませんでした。

ひとつの事柄について、短文で同じような表現が繰り返し出てくるので少々くどいです。
短い説明文の合間に大量の独白を挟むというスタイルがどうにも好きになれなくて、読んでいて物語に入り込めませんでした。ちょっと独白が多すぎる気がします。特に必要なさそうな説明文と改行が多いのも、かさ増しするようで好きじゃないです。

ヒロインの魅力が分かりませんでした。ヒーローが見初めたところは、結局幼さ(未熟さ)から来る可愛らしさだけなのでは?
相手側の醜聞で婚約破棄騒ぎの後、当主不在のまま勝手に次善の策として跡継ぎ作りを企て大暴走。気にしたら負けなのかもしれないけど、大分頭が足りない王太子妃になりそうでなんとも恐ろしい……。
確かに子種を求めるヒロインというアホエロっぽいネタ目当てで買いましたけど、ヒロインの天然(?)さ加減が私の許容値を超えてました。
タイトルにもある「悪女(と誤解される)」も、怖くて口下手なだけでなんでそこまで?と納得いかない感じがしています。
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