まさしくラブ

自分だけの特別に出会えた二人の青年のお話。
夢がある。けど、夢を全力で追えているわけじゃない。
自分で限界を見つけて、そこまでしかいかない。
だけどそれでいいの？もっと純粋に未来を夢見ていた頃、こんな未来を描いていた？
自分らしく生きていくこと、鈍麻した感情をほぐしていくこと、そういうただ生きるだけなら必要はないけど、あったらもっと素敵に生きていける、そう思わせてくれる相手に出会えたふたりがとても素敵でした。
お互いがお互いを尊敬しあっていて、相手の考え方や感性をかっこいいなと憧れあえるふたり。パートナーとして理想の形ではないかなと思いました。
素敵な愛のお話です。私は今年読んだ中で一番心に響きました。
淡く、彩り豊かな水彩画のようなお話でした。