このレビューはネタバレを含みます▼
旅行代理店のエリート・能勢×マジシャン兼カフェ店員の寛二。夜の街で危うい雰囲気を醸し出していた能勢を自/殺志願者と勘違いして声をかけた寛二。仕事が充実してなにも問題ないように見えて実はちょっぴり行き詰まっている同士が、互いの人生の道を切り拓く前向きなお話。マジシャン設定って珍しい。寛二の言葉とマジックで新しい世界を見た能勢が意外にもぐいぐい来て、無自覚たらしを大発動。男同士にどちらも疑問を抱かなかったり、なにかと急展開気味なのがちょっと惜しい。綺麗にまとまってるけどもっと見せ場があった気がしてもったいない。大福がどうやって飛べるようになったのかとか気になるし。でも世界を股にかけて大きく羽ばたく二人が、離れていてもしっかり繋がっているのが感じられてよかった。ショウのステージ見たかったなー。