明日、私は誰かのカノジョ
」のレビュー

明日、私は誰かのカノジョ

をのひなお

人間の闇や醜さが鮮明に体現されている。

ネタバレ
2021年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 期間限定で一冊無料だったので読みましたが、人間の闇や醜さが鮮明に体現されているように感じました。エゲツなかった..(褒め言葉です)

※自分には、丁度良いくらいのダークな内容で、そしてとても考えさせられる。否定どころかむしろ好感と共感が強い。
主人公だけの目線だけではなく、周りの視点での表現が、とても上手に描かれている。
心にちょっと印象残るとかそんなのではなくて、
自分の場合は、
グサグサ心にきた。アイサレズに育った子と
愛されて育った子の考えや思い方が、全く違ってて

経験してないから、そうなるのだろうけど..。

逆に経験してたとしても、結構は本人の解釈で答えなんて変わってくるから、どっちの考えもなんとも言えない。
人に対して、思いやりと寄り添いと想像力は、
すごく大切だと、いま一度 しっかり深く考えさせられ、
(できる範囲内)の上手な生き方のヒントを頂いた気がした。

ただ、人の感じ方や捉え方によっては、
観るに耐えれなかったり、しんどく感じるのだろうな..と思います。

ある一部のセリフで、
『変にハッピーエンドで終わるより、世の中の×××さが体現されている作品だなって』

というところがあるのですが、まさに
この漫画がそうなのでは?と思いました。

バッの部分は、自分が当てはまるならレビュータイトルの、
人間の闇と醜さが体現化されている。というのが個人的には、しっくりです。

醜さに関しては2巻から浮き彫りされてるように感じました。

精神が安定している時に読むことをお勧めします!

そして、この漫画に限らずきっと、なんでも好み分かれるので。合わなくてもそれはそれで、まる。
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